ABOUT
片胸になったからこそ『自分らしく生きたい』
その想いから、このブラは生まれました。
私はごく普通の主婦です。
2021年、乳がん治療で右胸を全摘し、片胸となりました。
胸を失うことは、言葉では言い尽くせないほどの苦しみでした。
当時、“乳がん用ブラ”の存在も知らず、手持ちのブラにタオルやパッドを詰めて過ごす日々。
けれどズレる、痛い、服の隙間から見えそうになる…。
やがてパッドを諦め、胸元を隠す服ばかり着るようになりました。
そんなある日、ふと思いました。
「どうして片胸であることを恥ずかしがらなきゃいけないの?」
片胸でも、自分らしさも、おしゃれも、諦めたくない。
必要なときはパッドを入れればいい、そのままでもいい。
そう思い、「自分が本当に欲しいブラを作ろう」と決めました。
治療仲間の声に背中を押され、理想のブラ作りをスタート。
サンプル制作では、片胸ならではの悩みを伝える難しさに涙したこともありましたが、
試作を重ね、ようやく今のかたちにたどり着きました。
このブラが、同じように悩む誰かの「選べる自由」や「前向きな気持ち」に繋がりますように。
そんな願いを込めて、お届けしています。
